「譜面を読むチカラ~初見力アップ講座」

「初見力を上げるにはどうしたらいいですか?」
という質問をよくいただきます。

今回は譜面を初見で演奏しなければいけない時、僕がどのようにしているかを教えちゃいましょう!

楽譜を渡された時、僕は次の手順で譜読みをします。

①曲のキー(調性)を確認する。
途中で転調が無いかも忘れずに確認。

②進行を確認する。
括弧(「1. 「2. )やD.S.(D.C.)、Codaの位置やリピートの繰り返し回数などを確認し、譜面を最初から最後まで進行に沿って指でなぞってみます。

③難しそうな箇所を確認する。※
具体的には細かい音符(休符)の多い小節などです。

※③にはさらに細かい手順があるので解説します。
まず始めにリズムだけを読んでください。ゆーーーっくりでいいので拍をカウントしながら一定のテンポで読みます。
できればこの時アーティキュレーションもつけて読むようにしてみてください。
難しければまずリズムのみで、次にアーティキュレーションをつけて…と分けても構いません。
それから、今度は音程をつけて読みます。ドレミ~♪ですね。

大切なのは「間違えずに、正確に譜面を読む」ということです。
リズムなどを間違えて読んでしまうと、脳はそれをインプットしてしまいます。そういう箇所は、何度やってもミスしてしまう(読み間違える)確率が高いです。
どんなにゆっくりでもいいので絶対に間違えないテンポから始めましょう。
急がば回れってやつです☆

初見演奏ではなく、ただ譜読みをするという場合でも、上記の手順をおすすめします。

初見に強くなる方法は、とにかく譜面を沢山読むことだと思います。
それも、ただ読むだけでなく「正確に」読むこと。これが大事です。ぜひ今日ご紹介したやり方で、いろんな譜面を読んでみてください。
丁寧に譜読みをして、譜面を理解してから音を出してみましょう!

中学校などでレッスンをしていると、時々リクエストがあり、僕が解説をしながら初見演奏の実演をすることがあります。ここでのレッスンでもやりますので、ぜひお気軽にリクエストしてくださいね☆